エウレイ人に達する書

 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13


1 1 むかししばしばはうもって、げんしゃりて、せんかたりしかみは、
2 すゑおいて、そのすなはちこれててばんぶつよつぎし、これもっつくりしものりて、われかたれり。
3 かれかみくわうえいひかりそのほんせいすがたとして、おのれのうりょくことばもっばんぶつち、すでおのれもっわれつみきよめして、高処たかみりてげんはうみぎせり。
4 かれてん使ゆるは、そのぎたるかれよりたふときがごとし。
5 けだしかみいづれてん使むかひてかつひしか、なんぢわれわれこんにちなんぢめり、またわれかれおいちちり、かれわれおいらんと。
6 またちょうきてるるときいはく、かみことごとくの使つかひかれはいしと。
7 てん使およびてはいはく、なんぢその使しゃもっかぜし、そのえきしゃもっくわえんすと。
8 にはいはく、かみよ、なんぢはうり、なんぢくにけんぺいせいちょくけんぺいなり。
9 なんぢあいし、はふにくめり、ゆゑかみよ、なんぢかみなんぢよろこびあぶらけしことなんぢともまされり。
10 またいはく、しゅよ、なんぢはじめもとづけたり、てんなんぢ造工わざなり。
11 これほろびん、しかれどもなんぢながそんす、これみなころもごとふるび、
12 なんぢふくごとこれき、これかはらん、しかれどもなんぢかはらず、なんぢとしをはらざらんと。
13 かみいづれてん使むかひてかつひしか、なんぢみぎして、なんぢてきなんぢあしだいすにいたれと。
14 かれみなほうするしん゜、つかはされて、すくひがんとするものためえきするものあらずや。

2 1 ゆゑわれきしところもっともつつしむべし、おそらくはあるひはなちん。
2 けだしてん使りてげられしことばかたちて、およそはいじゅんとはこうせいむくひけしならば、
3 われごとすくひかへりみずして、如何いかんのがるるをん。はじめしゅりてつたつたへられ、かれよりきしものりてわれうちかたてられ、
4 かみりて、そのむねしたがひて、きうちょうせきしゅじゅのうおよせいしん゜のぶんもっしょうせられたり。
5 けだしかみわれところらいてん使ふくせしめしにあらず、
6 しかれどもあるひと一篇いっぺんしょうしてへり、ひとなにものたる、なんぢこれおもふか、ひとなにものたる、なんぢこれかへりみるか。
7 なんぢかれてん使よりすこしくくだらしめ、かれくわうえいそんとをかうむらせ、かれなんぢつくりしものうへて、
8 ばんぶつそのそくふくせしめたりと。すでばんぶつかれふくせしめたれば、すなはちいつかれふくせざりしもののこさざりき。しかれどもいまわれいまばんぶつかれふくせられしをず、
9 ただわれてん使よりすこしくくだらしめたるイイススが、くるために、くわうえいそんとをかうむらせられたるをる、かれかみおんちょうりて、しゅうじんためめんためなり。
10 けだしばんぶつもとづくところばんぶつするところものが、おほくのくわうえいみちびきて、かれすくひきみとして、くるしみもっせいぜんせしむるは、よろしきにかなへり。
11 けだしせいにするものせいにせらるるものとは、みないつものよりづ、ゆゑかれ兄弟けいていとなふるをぢずして、
12 いはく、われなんぢ兄弟けいていつたへ、なんぢくわいちゅううたはん。
13 またいはく、われかれたのまん。またいはく、よ、われおよかみわれあたへししょこれりと。
14 しょにくとにぞくするがゆゑに、かれまたしたしくこれけたり、もって、けんものすなはちあくむなしくし、
15 おそるるにりてしゃうがいえきふくせしものはなたんためなり。
16 けだしかれてん使よりくるにあらず、すなはちアウラアムのすゑよりく。
17 ゆゑおよそことおい兄弟けいているべかりき、かみまへきょうじゅつちゅうしんなるさいちゃうりて、たみつみあがなはんためなり。
18 けだしかれみづかこころみられて、なんけしがゆゑに、こころみらるるものにもたすくるをすなり。

3 1 ここもっせいなる兄弟けいていともてんめしあづかものよ、われ承認うけとめ使およさいちゃうたるイイスス ハリストス、
2 かれてしものちゅうしんなること、モイセイがそのぜんけるがごとくなるものふかおもへ。
3 けだしかれくわうえいくべきことの、モイセイにゆるは、いへつくりしものの、いへよりたふときがごとし。
4 けだしおよそいへこれつくものあり、ただばんいうつくりしものかみなり。
5 モイセイも、かれぜんりて、ぼくごとちゅうしんたりき、げらるべきことをしょうせんためなり、
6 しかれどもハリストスは、かれいへりて、ごとし。われ勇敢いさみのぞみほこりとををはりいたるまでかたまもらば、すなはちかれいへたるなり。
7 ゆゑせいしん゜のところごとく、こんにちなんぢかれこゑかば、
8 かつりて、こころみに、げきときけるがごとく、なんぢこころかたくなにするなかれ。
9 彼処かしこりて、なんぢせんわれこころみ、われためし、じふねんかん所為しわざたり。
10 ゆゑわれそのいきどほりてへり、われつねこころまよひ、みちらざりき。
11 ゆゑわれいかりおいちかへり、かれあんそくらざらんと。
12 兄弟けいていよ、しんみてなんぢうちに、しんしきこころいだものなからしめよ、けるかみよりはなれざらんためなり。
13 すなはちこんにちとなふるをあひだあひすすめよ、なんぢうちひとりつみまよはされて、かたくならざらんためなり。
14 けだしわれはじめほんをはりいたるまでかたまもらば、ハリストスにあづかものれるなり。
15 こんにちあひだなんぢかれこゑかば、げきときけるがごとく、なんぢこころかたくなにするなかれ。
16 けだしきしものうちいかりげきせしものあり、しかれどもモイセイにしたがひてエギペトよりでしものみなしかせしにあらず。
17 しからばかれじふねんかんたれむかひていきどほりしか、つみおかして、その屍のたふれしものあらずや。
18 たれむかひてかれあんそくらざらんとちかひしか、したがはざるものあらずや。
19 これもっわれかれしんりてるをざりしをるなり。

4 1 ゆゑわれおそるべし、かれあんそくきょやくなほそんするときおいて、おそらくはなんぢうちこれおよばざるものあらん。
2 けだしわれにもふくいんせられしこと、かれけるがごとし、しかれどもかれには、きしところことばえきさざりき、きしものしんくわせざるにりてなり。
3 あんそくものは、われしんぜしものなり、かれひしところごとし、われいかりおいちかへり、かれあんそくらざらんと、しかれどもかれわざはじめよりれり。
4 けだしいっぺんだい七日しちじつことへるあり、かみそのことごとくのわざへて、だい七日しちじつあんそくせりと。
5 またここふ、かれあんそくらざらんと。
6 これもっなほこれらんとするものあり、しかうしてさきふくいんけしものは、したがはざるにりて、らざりしがゆゑに、
7 またいちじつさだめて、ねんのちに、ダワィドをもっこんにちふ、まへひしがごとし、こんにちなんぢかれこゑかば、なんぢこころかたくなにするなかれと。
8 けだししイイスス(ナワィン)かれあんそくせしめしならば、のちことはざりしならん。
9 ゆゑかみたみにはなほ安息スボタそんするなり。
10 けだしかれあんそくりしものは、そのわざへてあんそくせり、かみおのれわざけるがごとし。
11 ゆゑわれそのあんそくらんことをつとむべし、なんぴとかれれいならひて、じゅんおちいらざらんためなり。
12 けだしかみことばきてちからあり、およそ兩刃もろはつるぎよりもく、して、たましひおよかみきんせつおよこつずいあひだくにいたり、かつこころねんとをかんさつす。
13 またものとしてかれまへあらはれざるはなし、すなはちみなはだかにして、そのまへあらはる、われかれことべん。
14 ゆゑわれに、おほいなるさいちゃうしょてんたるもの、イイススかみるにりて、われ承認うけとめかたまもるべし。
15 けだしわれさいちゃうわれにゅうじゃくたいじゅつするあたはざるものあらず、すなはちつみほか一切いっさいことおいて、われごとこころみられたるものなり。
16 ゆゑわれぜんとして、おんちょうはうくべし、きょうじゅつけ、をりかなたすけとして、おんちょうためなり。

5 1 けだしおよひとうちよりえらばるるさいちゃうは、ひとためかみほうすることをにんぜられて、ささげもの祭祀まつりとをつみためけんずるものにして、
2 なるものおよまよものあはれむをよくす、けだしみづかまたにゅうじゃくまとはる、
3 ゆゑかれは、たみためにするがごとく、おのれためにもまたつみあがなまつりけんずべし。
4 かつひとたれみづかそんくるなし、すなはちかみさるるものなり、アアロンのごとしかり。
5 くのごとくハリストスも、みづかさいちゃうたふとえいもって、おのれせしにあらず、すなはちかれに、なんぢわれわれこんにちなんぢめりと、ひしものなり、
6 またしょうへるがごとし、なんぢメルヒセデクのはんしたがひてさいり、いたらんと。
7 かれにくたいりしおほいなるこゑなみだとをもって、かれよりすくふをよくするものたうぐわんたてまつれり、しかうしてそのけいりてかるるをたり。
8 かれなりといえどもそのけしくるしみりてしたがふことをまなべり。
9 すでまったくせられ、およかれしたがものためえいゑんすくひもとりて、
10 かみよりメルヒセデクのはんしたがさいちゃうとなへられたり。
11 これきては、われなんぢおほふべきことあれども、なんぢくににぶくなりたるにりて、がたし。
12 けだしなんぢときひさしきにりて、けうたるべきものなり、しかるになんぢまたかみことばせうがくをしへられんことをえうす、なんぢちちえうするものれり、かたしょくあらず。
13 およちちやしなはるるものことばじゅくたつせず、せきたるがゆゑなり。
14 かたしょくは、すなはちじゅくれんもっぜんあくわかつことにならひたるかんかくそなふるじゃうひともちゐるところなり。

6 1 ゆゑわれハリストスのをしへしょたんきて、くわんぜんすすむべし、またおこなひくわいかいかみけるしん
2 しょせんれいあんしゅしゃふくくわつおよえいゑんしんぱんをしへもとゐからず。
3 かみゆるさば、われこれおこなはん。
4 けだしひとたびてらされててんたまものあぢはひ、せいしん゜にあづかものり、
5 かみぜんなることばおよらいせいちからあぢはひてのち
6 らくせしものは、またくわいかいもっこれあらたにするあたはず、かれおのれうちふたたびかみじふていして、これあらははづかしむるにる。
7 けだししばしばこれくだあめみて、これたがへものためようてきするさいしゃうずるものは、かみよりしゅくふくけ、
8 荊棘いばら蒺藜あざみとをしゃうずるものは、ようなくして、のろひちかく、つひにはかれん。
9 あいものよ、われふといえどもなんぢことおいては、なんぢこれまさり、かつすくひぞくするじゃうたもてるをふかしんず。
10 けだしかみならざるものあらずして、なんぢおこなひおよなんぢすでせいつとめ、いまつとむるをもって、かれりてあらはししあいらうわすれざらん。
11 われなんぢそののぞみまったからんために、おのおのくのごとねっしんをはりいたるまであらはさんことをほっす。
12 なんぢおこたらずして、かれしんごうにんとをもっきょやくものならはんためなり。
13 かみはアウラアムにきょやくたまときおのれよりおほいなるものいつしてちかふべきなきがゆゑに、おのれしてちかひて
14 へり、われかならずしゅくふくしてなんぢしゅくふくし、してなんぢさんと。
15 くアウラアムはごうにんして、きょやくせられしところたり。
16 けだしひとおのれよりおほいなるものしてちかひふ、かつことたしかしょうするちかひかれおよそさうろんむ、
17 ゆゑかみきょやくものに、おのれむねかはらざるをさらあきらかしめさんとほっして、べつちかひてたり、
18 ふたつかはらざるものおいかみいつはあたはざるがゆゑに、われふたつものもったしかなるなぐさめためなり、けだしわれはしりてまへのぞみものなり。
19 のぞみわれたましひためかたくして、うごかざるいかりごとし、かつまくうちる、
20 すなはちイイススがメルヒセデクのはんしたがひて、さいちゃうりて、われためぜんとしてりしところなり。

7 1 けだしのメルヒセデクはサリムのわうじゃうかみさいなり、しょわうやぶりてかへれるアウラアムをむかへて、これしゅくふくせしものなり。
2 アウラアムはかれ一切いっさいじふぶんいつわかちたり。そのけば、わうなり、つぎにサリムのわうすなはちへいあんわうなり。
3 ちちなく、ははなく、けいなく、はじめなく、生命いのちをはりなく、かみたるものにして、つねさいたるなり。
4 よ、たいアウラアムはそのもっとも抄掠品ぶんどりものじふぶんいつかれあたへたれば、そのひと如何いかにかおほいなる。
5 レワィイのしょうちさいしょくくるものは、りっぱふりて、たみすなはちおのれ兄弟けいていより、かれもアウラアムのすゑなりといえどもそのじふぶんいつるべきめいほうず。
6 しかれどもそのひとは、かれぞくよりでずして、アウラアムよりじふぶんいつけ、かつきょやくほうずるものしゅくふくせり。
7 せうなるものおほいなるものよりしゅくふくせらるるはいつろんなきなり。
8 かつこれには、じふぶんいつものすべきひとなり、かれには、おのれことかれくと、しょうせらるるものなり。
9 またふべし、じふぶんいつところのレワィイは、みづからアウラアムにりて、じふぶんいつきょうせり、
10 けだしメルヒセデクがアウラアムにひしときかれなほそのりたり。
11 これもって、たみはレワィイさいしょくもとりっぱふけたるがゆゑに、さいしょくりてくわんぜんることをべくば、なんまたメルヒセデクのはんしたがひてさいおこり、アアロンのはんしたがひてとなへられざるものもちゐん。
12 けだしさいしょくかはときりっぱふまたかはらざるをず。
13 これことばところものは、ぞくすればなり、すなはちそのうち一人いちにんさいだんほうせざりしなり。
14 けだしわれしゅがイウダよりでしことはあきらかなり、モイセイはおいさいしょくこといつはざりき。
15 そのさらあきらかなるは、けだしメルヒセデクにたるさいおこるなり、
16 すなはちにくたいいましめりっぱふしたがふにあらずして、きゅう生命せいめいちからしたがへるものなり。
17 けだししょうするあり、いはく、なんぢメルヒセデクのはんしたがひてさいり、いたらんと。
18 さきいましめはいせらるるは、そのよわくしてえきなきがゆゑなり。
19 けだしりっぱふいつまっとうせしところなし、すなはちさらのぞみれらる、われかみちかづかしむるものなり。
20 かつちかひなくしてあらざりしにる、(けだしかれさいちかひなく、かれちかひもってられたり、けだしかれことへるあり、しゅちかひひていず、なんぢメルヒセデクのはんしたがひてさいり、いたらんと、)
22 すなはちイイススはさらやくしょうしゃれり。
23 またかれさいおほりき、ながそんするをきょゆるさざりしゆゑなり。
24 しかれどもかれそんするがゆゑに、かはらざるさいしょくたもてり。
25 これもっかれつねかれりてかみものすくふをそのつねきてかれためてんたつするをるにる。
26 われさいちゃうじつくのごとものたるべし、すなはちせいにして、あくあづからず、けがれなく、ざいにんとほざかり、かつしょてんよりもたかもの
27 かれさいちゃうごとおのれつみたみつみために、まつりささぐるをえうせざるものなり、けだしかれおのれささげて、いちこれせり。
28 けだしりっぱふ荏弱よわみあるひとてて、さいちゃうせり、しかれどもりっぱふのちちかひことばは、くわんぜんなるてたり。

8 1 ところしゅえうごとし、われくのごとさいちゃうあり、かれてんおいげんはうみぎせり、
2 かつせいしょおよまことまくすなはちひとあらずして、しゅまうけしものせいしゃなり。
3 およそさいちゃうささげもの祭祀まつりとをけんずるがためてらる、ゆゑかれまたけんずべきものなかるべからざりき。
4 かれりしならば、さいらざりしならん、けだしこれにはりっぱふしたがひてささげものけんずるさい
5 てんじゃうものかたちかげとにほうするものあり、モイセイにそのまくつくらんとせしときに、げられしがごとし、いはく、つつしみてやまおいなんぢしめされしのりしたがひて、一切いっさいつくれと。
6 しかれどもかれいまさらまされるほうたるは、さらきょやくもとづけるさらやくちゅうはうしゃりしにかなふ。
7 けだしだいいちやくくることなかりしならば、だいものつるためところもとめざりしならん。
8 しかれどもげんしゃかれめていはふ、しゅいはく、よ、いたらんとす、われイズライリのいへおよびイウダのいへあらたなるやくてん、
9 かれせんに、そのりて、エギペトのよりいだししてしやくごときにあらず、けだしかれやくとどまらざれば、われかれかへりみざりき、しゅことばくのごとし。
10 しゅまたいはく、そののちに、がイズライリのいへてんとするやくこれなり、われりっぱふかれおもひき、これかれこころしるさん、われかれかみり、かれわれたみらん。
11 かつおのおのそのとなりに、およおのおのその兄弟けいていをしへて、しゅれと、はざらん、けだしせうよりだいいたるまで、ことごとわれらん。
12 けだしわれかれあはれみ、かれつみはふとをまたねんせざらんと。
13 あらたなるとひて、だいいちものふるきをしめせり、ふるびておとろふるものほろびちかし。

9 1 だいいちやくにはほうれいぞくするせいしょとありき。
2 けだしだいいちまくまうけられて、そのうちとうだいと、あんと 、きょうぜんぱんとありき、これせいしょしょうす。
3 だいとばりうしろせいじょしょうするまくありき。
4 ここにはきんかうと、あまねきんおほひたるやくひつとあり、そのうちマンナをさめたるきんつぼ、アアロンのきざせるつゑおよやくあり、
5 そのうへしょく ざいしょおほへるくわうえいのヘルワィムありき。これこといまつまびらかふをもちゐず。
6 これものそなはりて、だいいちまくにはさいつねりて、ほうおこなひ、
7 だいまくにはひとりさいちゃうのみ、いちねんひとたびたづさへざるなくしてり、これおのれためおよたみあやまちためけんず。
8 これもっせいしん゜はさきまくなほそんするときは、せいしょみちいまひらかれざるをしめす。
9 まくいまときへうしきす、そのうちけんずるところささげもの祭祀まつりとは、ほうするものりゃうしんまっとうするあたはずして、
10 わづかいんしょくと、しゅじゅ洗滌あらひと、にくたいぞくするしきともまうけられて、かいしんときてり。
11 しかれどもハリストスの、しゃうらいふくさいちゃうきたりて、さらおほいに、さらぜんなるまくつくところあらず、すなはちそのざうしきあらざものりて、
12 わかきをうしとのもってするにあらず、すなはちおのれもって、ひとたびせいしょりて、えいゑんあがなひたり。
13 けだしわかきをうしとのおよわかきめうしはひは、けがれたるものそそがれて、これせいにし、にくたいけつじゃういたさば、
14 いはんせいしん゜にりて、きずなくして、おのれかみささげしハリストスのは、われりゃうしんおこなよりきよめて、けるまことかみほうせしむるをや。
15 ゆゑかれあらたなるやくちゅうはうしゃなり、だいいちやくときおかせるしょざいあがなひためりたるかれりて、えいゑんげふされたるものが、きょやくせられしことをけんためなり。
16 けだしめいところには、めいするものこれしたがはんことをえうす。
17 けだしめいひとおいかたし、めいするものなほけるときにはちからなし。
18 ゆゑだいいちやくなくしてはてざりき。
19 けだしモイセイはりっぱふしたがひてことごとくのいましめぜんみんまへべしのちこうしとのおよみづと、あかきと、牛膝草イッソプとをりて、そのしょおよぜんみんそそぎて
20 へり、かみなんぢいましめしやくなりと。
21 おなじくもっまくおよことごとくのほううつはそそげり。
22 またしょぶつほとんみなりっぱふしたがひてもっきよめらる、ながすにあらざれば、ゆるしなし。
23 ゆゑてんものかたちこれもっきよめらるべかりき、しかれどもてんものこれよりもさらまつりもっきよめらるべし。
24 けだしハリストスはにてつくられたるせいしょまことせいしょかたどれるものりしにあらず、すなはちてんりたり、いまわれためかみかんばせまへたんためなり、
25 またさいちゃうとしごとに、ものもって、せいしょるがごとく、しばしばおのれけんずるがためりしにあらず、
26 しからば、かれさうせいよりらいしばしばくるしみくべかりしなり、しかれどもかれいますゑに、ひとたびおのれまつりもっつみほろぼさんためあらはれたり。
27 またひとに、ひとたびしてのちしんぱんあることのさだめられしがごと
28 くハリストスも、おほくのものつみになはんために、ひとたびおのれまつりささじて、またつみためあらず、すなはちかれものすくひためふたたびあらはれん。

10 1 りっぱふしゃうらいふくかげにして、ほんぶつまことかたちあらざるにりて、としごとつねけんぜらるるところどういつまつりもって、これものながまったうするあたはず。
2 しからずば、けんずることはまん、けだしほうするものひとたびきよめられて、またいつそのりゃうしんつみおぼえざるならん。
3 しかれどもまつりりて、としごとつみことねんせらるるなり。
4 けだしうしとのつみのぞあたはず。
5 ゆゑにハリストスはときいはく、祭祀まつりささげものとは、なんぢこれほっせざりき、しかれどもにくたいためそなへたり。ぜんぱんざいさいとは、なんぢこれよろこばざりき。
7 そのときわれへり、よ、われく、しょはじめわれことしるせるがごとし、かみよ、なんぢむねおこなはんと。
8 さきには、祭祀まつりと、ささげものと、ぜんぱんと、ざいさいと、すなはちりっぱふしたがひてけんぜらるるものは、なんぢこれほっせざりき、またよろこばざりきとひて、
9 のちには、よ、われく、かみよ、なんぢむねおこなはんとへり、だいいちもののぞく、だいものてんためなり。
10 むねりて、われはイイスス ハリストスのにくたいひとたびけんぜらるるをもっせいにせられたり。
11 およそさいちてほうし、しばしばどういつまつりながつみのぞあたはざるものけんず。
12 しかれどもかれつみためひとつまつりけんじてのちえいゑんかみみぎし、
13 かれてきそのあしだいかるるにいたるをつ。
14 けだしかれひとつけんさいもっせいにせらるるものえいゑんまったものせり。
15 せいしん゜もまたこれわれしょうす、けだしさきへるがごとし、
16 しゅいはく、そののちかれてんとするやくこれなり、われりっぱふかれこころき、これかれおもひしるさん、
17 ぎてしゅいはく、かつわれつみはふとをまたねんせざらんと。
18 つみすでゆるさるれば、またこれためけんさいするをもちゐず。
19 ゆゑ兄弟けいていよ、われイイスス ハリストスのりて、
20 すなはちかれわれためひらきたるあらたなるけるみちもって、とばりなるそのにくたいりて、せいしょ勇敢いさみ
21 かつかみいへつかさどおほいなるさいて、
22 まことこころまったしんとをもって、こころしきねんよりそそがれ、きよみづあらはれて、ちかづくべし。
23 われのぞみうけとめかたりてうつらざるべし、けだしきょやくせしものしんなるなり。
24 われたがひかへりみて、あいおこなとをはげますべしと。
25 くわいしふむること、あるひとならひごとくするなく、すなはちあひすすむべし、かれいよいよちかづくをて、ますますくのごとくすべし。
26 けだしわれしんじつるをたるのちほしひままつみおかさば、またしょくざいまつりあるなし、
27 すなはちおそれてしんぱんつこと、およてきくらまんとするれっくわあるのみ。
28 しモイセイのりっぱふせむきしものが、さんにんしょうしゃありて、あはれみなくしょせられば、
29 いはんかみみ、みづかせいにせられしやくせいなりとせず、おんちょうしん゜をあなどものは、そのひとくべきばつさらおもきこと幾何いくばくなりとおもふか。
30 けだしわれひしものる、しゅいはく、あだかへすはわれり、われむくいん。またいはく、しゅそのたみしんぱんせんと。
31 けるかみおちいるはおそるべきかな
32 なんぢはじめすなはちなんぢくわうせうせられてのちくわんなんおほくのたたかひしのびしおもへ、
33 なんぢあるひみづか詬誶ののしり迫害くるしめとにりて、ひと観玩みものとせられ、あるひかかことものあづかものれり。
34 けだしなんぢわれ縲絏るゐせつをもたいじゅつし、なんぢさんげふうばはるることをもよろこびてけたり、なんぢにはさらにしてつねそんするげふてんるをればなり。
35 ゆゑなんぢ勇敢いさみうしななかれ、おほいなるむくひん。
36 にんたいなんぢえうするところなり、なんぢかみむねおこなひて、きょやくせられしことをけんためなり。
37 けだしなほへんありて、きたもののぞまん、かならずおそなはらざらん。
38 じんしんりてきん、ひと退しりぞかば、たましひかれよろこばず。
39 しかれどもわれ退しりぞきて沈淪ほろびぞくするものあらず、すなはちかみちてたましひすくひべきものなり。

11 1 しんとは、のぞところかくにんし、ざるところかくしょうするものなり。
2 いにしへひとこれりてしょうせられたり。
3 しんりてわれかみことばつくられ、ゆるものあらはれざるものよりりたるをる。
4 しんりてアワェリはカインにくらぶればさらまつりかみささげたり、これりてかれなりとしょうせられたり、かみそのささげものことしょうせしがごとし、これりてかれしてのちにもまたふ。
5 しんりてエノフはずしてうつされたり、ひとかれはざりき、かみかれうつししにる、けだしそのいまうつされざるさきに、かみよろこびものしょうせられたり。
6 しかれどもしんなければ、かみよろこばるるあたはず、けだしかみものは、かれること、およそのかれたづぬるものむくひものなるをしんずべし。
7 しんりてノイはいまざることおい啓示しめしかうむりて、つつしみて、そのぞくすくはんためはうしうそなへたり、これりてかれつみし、およしんよつぎれり。
8 しんりてアウラアムはげふとしてけんとするくべきめししたがひ、みづかいづくくをらずしてけり。
9 しんりてかれきょやくりて、おのれぞくせざるけるがごとく、イサアクおよびイアコフ、すなはちどういつきょやくおなじくものともまくりたり、
10 けだしかれもとゐあるまちかみいとなつくものてり。
11 しんりてサラもたいあれれたれども、くわいにんちからすでせいいくえてみたり、けだしかれきょやくせしものしんなるをれり。
12 ゆゑ一人いちにんなほすでせしごとものより、てんほしおほきがごとく、海浜うみべすなかぞがたきがごとく、おほうまれたり。
13 これみなしんいだきてせり、きょやくせられしところけずして、ただはるかこれのぞみてよ欣び、かつみづかりてりょじんなり、ぐうしゃなりとへり。
14 けだしものは、みづかそのこくもとむるをあらはすなり。
15 かれそのでしくにおもはば、かへるべきときありしならん。
16 しかれどもかれさらくにすなはちてんものしたへり、ゆゑかみかれはぢとせずして、おのれかれかみとなふ、けだしかれためまちそなへたり。
17 しんりてアウラアムはこころみられて、イサアクをささげたり、きょやくけしものにして、そのどくせいささげたり、
18 すなはちなんぢすゑはイサアクにりてとなへられんと、はれしところものなり。
19 けだしかれおもへり、かみまたよりふくくわつせしむるをよくすと。ゆゑこれしゃうとしてけたり。
20 しんりてイサアクはしゃうらいことして、イアコフおよびイサフをしゅくふくせり。
21 しんりてイアコフはなんとするとき、イオシフのしゅくふくし、かつそのつゑうへはいせり。
22 しんりてイオシフはをはらんとするとき、イズライリのしょでんことおもはしめ、かつおのれがいこつことめいせり。
23 しんりてモイセイはうまれしのちさんげつかんそのかくされたり、けだしかれうるはしきをて、わうめいおそれざりき。
24 しんりてモイセイはちゃうずるにおよびて、ファラヲンのむすめとなへらるるをいなみて、
25 ざんざいあくたのしみけんよりは、むしろかみたみともくるしまんことをねがひ、
26 ハリストスに誹毀そしりを、エギペトのたからよりもさらおほいなるとみなりとおもへり、けだしかれむくいあふのぞめり。
27 しんりてかれはエギペトをはなれて、わういかりおそれざりき、けだしかれからざるものるがごとくにしてにんたいせり。
28 しんりてかれそそぎとをおこなへり、ちゃうほろぼものかれれざらんためなり。
29 しんりてかれは紅うみりくごとくにわたれり、エギペトじんこれおこなはんとこころみておぼれたり。
30 しんりてイエリホンのじゃうえんは、七日しちじつこれめぐりたるのちちたり。
31 しんりてラアフはへいもってい使れ、みちよりかれおくりて、しんものともほろびざりき。
32 われまたなにをかはん、しゲデヲン、ワラク、サムプソン、イエッファイ、ダワィド、サムイル、およげんしゃことべんには、われときらざらん。
33 かれしんりてしょこくしたがへ、おこなひ、きょやくけ、ししくちふさぎ、
34 いきおひし、つるぎけ、よわきよりしてつよくせられ、たたかひいさみ、はうぐんつひやせり、
35 をんなそのしゃふくくわつせしものとしてけたり、またあるものさらふくくわつために、まぬかるるをほっせずして、むごころされたり、
36 もの嘲弄あざけり鞭扑むちと、また縲絏なはめ囹圄ひとやとのこころみけ、
37 いしにてたれ、のこぎりにてかれ、がうもんはせられ、やひばにてころされ、綿めんやうとのかはらうし、きゅうばふくわんなんしんしのび、
38 かいくにへざるものは、くわうさんれいがんけつくつさまよへり、
39 これみなしんりてしょうせられたれども、きょやくせられしところざりき、
40 けだしかみわれことおいさらことけんせり、かれわれともにせずしてはまったきをざらんためなり。

12 1 ゆゑわれしょうしゃくもごとおほきにかこまれて、およそおもわれはばつみとをり、にんたいもって、われまへはせはしりて、
2 われしんかしらおよせいぜんしゃイイススをあふのぞむべし、かれそのまへりしよろこびへて、はづかしめとせず、じふしのびて、かみはうみぎせり。
3 ゆゑなんぢざいにんおのれさかひしをしのびたるものおもへ、なんぢみてたましひよわらざらんためなり。
4 なんぢつみてきし、これたたかひて、いまながすにいたらざりき。
5 またけるがごとなんぢぐるところすすわすれたり、いはく、よ、しゅ懲戒こらしめかろんずるなかれ、またかれめらるるときこころうしななかれ。
6 けだししゅそのあいするものこらし、およるるところむちうつと。
7 なんぢ懲戒こらしめしのばば、かみごとなんぢつなり。けだしにしてちちこらさざるものあらんや。
8 なんぢしゅうあづかところ懲戒こらしめはずば、すなはちせいにして、てきあらず。
9 またわれにくたいちちよりこらされて、かれうやまへり、いはんわれますますしょしん゜のちちしたがひて、いのちべからざらんや。
10 かれおのれまかせて、ざんためわれこらせり、しかれどもかれわれえきして、われかれせいあづからんためにするなり。
11 およそ懲戒こらしめは、いまよろこびあらずして、かなしみなりとおもはる、しかれどものちには、これりてれんたつせしものに、へいあんなるむすばしむるなり。
12 ゆゑなんぢおとろへたるよわりたるひざすこやかにし、
13 なんぢあしもっなほみちけ、跛者あしなへまよふなくして、むしろいやされんためなり。
14 つとめてしゅうじんぼくし、またせいけつまもれ、けだしせいけつあらざれば、ひとしゅるをず。
15 なんぢつつしめ、おそらくはかみおんちょううしなものあらん、おそらくはにがでて、がいし、おほくのものこれりてけがされん、
16 おそらくはいんかうものあるひけいけんなることイサフのごとものあらん、すなはちいっしょくためそのちゃうげふひさぎたるものなり。
17 けだしなんぢる、そののちかれしゅくふくがんとほっしたれども、てられたり、なみだながしてもとめたれども、ちちこころざしかへあたはざりき。
18 なんぢきしところは、さはるべきやまあらず、またゆると、くろくもと、黒闇くらやみと、暴風あらしと、
19 らっぱおとと、言語ことばこゑとにあらず。こゑきしものは、またかれかたがざらんことをもとめたり、
20 けだしかれめいぜらるることをしのあたはざりき。いはく、けものやまれば、いしもっち、あるひもっるべしと。
21 かつそのところおそるべきは、モイセイも、われおそをののくとふにいたれり。
22 しかれどもなんぢきしところは、すなはちシオンのざんおよけるかみまちてんのイエルサリムおよまんまんてん使
23 けいくわいおよてんしるされたるちゃうけうくわいおよしゅうしんぱんしゃたるかみおよせいぜんせられしじんしん゜、
24 およしんやくちゅうはうしゃたるイイスス、およそそところすなはちアワェリのくらぶればさらものなり。
25 つつしみて、ぐるものこばなかれ。けだしかれりてめいつたふるものこばみて、まぬかれざりしならば、いはんわれてんよりめいつたふるものそむかば、さらまぬかれざらん。
26 かれこゑそのときふるはせたり、しかれどもいまかれやくしてへり、われまたひとたびのみならず、てんをもふるはせんと。
27 またひとたびへるは、ふるふべきものの、そのつくられしをもって、うつさるるをしめす、ふるふべからざるものとどまらんためなり。
28 ゆゑわれふるふべからざるくにけて、おんちょうたもち、これりて、敬虔つつしみ寅畏おそれとをいだきて、かみよろこところごとほうすべし。
29 けだしわれかみつくなり。

13 1 兄弟けいていあいなんぢうちそんすべし。
2 ゑんじんあしらふことをわするるなかれ、けだしあるものは、これりて、らずしててん使あしらへり。
3 囚者めしうどおもふこと、なんぢかれともとらはれしがごとくせよ、くるしむものおもへ、なんぢまたるがゆゑなり。
4 こんいんしゅううちたふとくして、とこけがれなかるべし、じゃいんものかんいんものは、かみこれしんぱんす。
5 貪婪むさぼりならなかれ、たもところもっれりとせよ、けだしかれみづかへり、われなんぢてず、なんぢのこさざらんと。
6 ゆゑわれぜんとしてふ、しゅわれたすくるものなり、われおそれざらん、ひとなにをかわれさんと。
7 なんぢけうだうかみことばなんぢつたへしものねんせよ、かれ生命いのちをはりかんがみて、かれしんならへ。
8 イイスス ハリストスはさくじつこんにちおよかはらざるものなり。
9 しゅじゅことなるをしへうごかさるるなかれ、けだしおんちょうもっこころかたむるはし、しょくもつもってするにあらず、これしたがひしものは、これりてえきざりき。
10 われにはさいだんあり、まくつかふるひとは、うへものくらけんなし。
11 さいちゃうが、つみきよむるために、せいしょたづさふるところけものたいは、えいそとかる。
12 ゆゑにイイススも、おのれもっひとびとせいにせんために、もんそとおいくるしみけたり。
13 これもっわれかれはづかしめになひて、えいそとでて、かれくべし。
14 けだしわれにはこれつねそんするまちなし、すなはちしゃうらいものもとむ。
15 ゆゑわれかれりて、つねさんまつりかみささぐべし、すなはちかれさんえいするくちなり。
16 恵施ほどこしきょうあいおこなふをわするるなかかれ、けだしくのごとまつりかみよろこところなり。
17 なんぢけうだうしたがひて、これふくせよ、けだしかれかみまへこたへすべきものとして、なんぢたましひためけいせいす、かれをしてよろこびてこれおこなはしめて、たんそくしておこなはしむるなかれ、なんぢえきなきがゆゑなり。
18 われためたうせよ、けだしわれりゃうしんたもてるをしんず、一切いっさいことおいきをおこなはんことをのぞめばなり。
19 ことたうすをもとむるは、すみやかなんぢかへされんためなり。
20 ねがはくはへいあんかみえいゑんやくりてひつじおほいなるぼくしゃたるわれしゅイイスス ハリストスをよりおこししものは、
21 そのよろこところなんぢうちして、そのむねおこなはんために、なんぢおよそぜんまったうせんことを、イイスス ハリストスにりてなり。ねがはくはくわうえいかれきゅうせん、アミン
22 兄弟けいていよ、われほぼしょしてなんぢたっせり、すすめことばれよ。
23 るべし、われ兄弟けいていティモフェイすでゆるされたり、かれすみやかきたらば、われかれともなんぢん。
24 ことごとくのなんぢけうだうおよしゅうせいあんへ。イタリヤのものなんぢあんふ。ねがはくはおんちょうしゅともらんことを、アミン

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